5年間の高専生活
この記事は苫小牧高専アドベントカレンダー2020 19日目の記事です
みなさまこんにちは、チーズケーキです。
アドカレは技術的なことを書かないと個人的に決めているので、高専5年間のまとめを書いておこうかなと思います
(うっかりミスって6年間いるかも知れませんが)
入試~入学まで
中2のときに親が「高専って学校があるらしい」と当時自作PCで遊んでいた私に言ったのが高専との出会いでした
ギリギリの学力をなんとか底上げし、ギリギリ推薦に乗り、そして入学しました
恒例の「高専入試早すぎる件」のおかげで2月は暇だったのでITパスポート*1の勉強をし、3月に取得していましたね
1年
私達は学科再編後の1期生ということで、いろいろなことが手探りな状態で入学しました
(いろいろグダったこともあったりして「くそぞうこうがく」とか言われたり言われなかったり)*2
ロケット飛ばしたりしましたね、懐かしいです*3
グダっていたのは事実だと思いますが、改善しようといろいろアンケートを取ったりなんだりしていたので、私は特に不満はないです
ちなみに肝心な系選択ですが、情報系にしか興味がなかったのと、推薦入試者なので学年成績が150位以内ならほぼ希望系確定という仕組み*4のおかげで、
あまり心配はありませんでした。(ちなみに推薦の150位制度は次年度から消えることになります)
技術的にはソフテクとかでC言語をやっていました
当時は寮生だったのでとにかく叫びまくっており、声帯が鍛えられた気がします*5
2年
極度に成績が悪いこともなかったので、するっと情報系に入りました
恒例の3bit加算回路などを組み立て、手書きレポ*6を乗り越えました。(5年間の学内で一番つらかったのはこれだと思う)
当時は右も左もわからなかったので、授業と実験とソフテクの活動*7をしているので精一杯でした。
このころは真面目に授業を(ry
3年
3年の前期終了後に脱寮し、それに伴い外に出るようになります
(夜にうるさいという問題で睡眠が取れなくなり脱寮)*8
インターンや技術系の勉強会、イベントに行くようになりました
(このころはインフラをたくさん触っていた記憶があります)←awsとかalibabaとかdockerとか...*9
外に行くようになり、自分の技術力の無さを痛感しましたが、新しいことを知ることができる楽しさのほうが勝っていたので、そこまで辛く(?)はありませんでした
ただ、なんせ学校の授業がびっちり入っているので、あまり時間を取れなかった印象があります
(それでも長期休暇は長いですが)
3年でインターンにいったのはとても良い経験でした
初めは周りが全員大学生の中、一人高校生が混じったようなカオスな空気になっていましたが、 始まってしまえば年齢は関係なく、これが初めて情報系の職場を見た経験でした
(これが後々「行動すれば意外といろんな事できるじゃん」というスタイルにつながることになります)
あと、この年に応用情報*10を取得しました
4年
授業から開放され(?)自由な時間が増えた私は、
などいろいろやりました
4年生は個人的には「面接 of the Year」でした
研修旅行も就活でびっしり埋まっていたので、午前中:学校で会社見学、午後:面談 or 面接のようなスケジュールで、
あまり遊ばなかったのがちょっと後悔しています(1日だけ友だちと遊びましたが)
これを見ている後輩の皆さんは、研修旅行のときは半分くらいは遊ぶことをおすすめします
(技術的にはwebアプリを作りがちでした)
5年
肺に穴が空きました & 感染症の影響で4年とは真逆に引きこもりまくりました*14
5年は主に
- 卒研
- 開発のバイト
をメインにやっていました
ちゃんと卒業できるのでしょうか...??
「高専」に対して感じたこと
- 総合的に満足度は高かった
- やりたいことをやれる時間が作れる(特に4,5年)
- 同じような属性?の人がいっぱいいるので、成長できた
- 広く浅く技術が学べる
- ある程度環境が整っている
- 進路で食いっぱぐれにくい
- 学費が安い
- 「選択」と「自由」と「責任」
- 何をやるか、どうやるかとかを結構選べた(学内外含めて)
- 良くも悪くも自由に責任が伴った
- ex) 好成績 or 単位重視、推薦就活 or 自由就活 etc...
- 自分は結構やりたい放題させてもらったのではないかと思っている
- 出る杭を打たない文化
- 良くも悪くもあまりうるさく言ってくる人が少ない(印象)
- 全体的に「来る者は拒まず、去る者は追わず」的な環境←(某教員の影響?)
というような感じですかね
こんな環境が合いそうな人は高専に入ってみるといいかもしれません(といってもなかなか中学生の時点で判断するのは難しそうですが)
ゆるい記事でしたが、読んでいただきありがとうございました。
明日はあまのさんです!よろしくおねがいします!
*1:一番簡単な情報系の資格?
*2:さら一部では「くそうぞうう○こうがく」とまで言われる始末
*3:ものづくりを体験する的な趣旨で、実際に火薬燃料か何かで飛ぶロケットを作った
*4:150位以内なら推薦者の中で順位順
*5:「挨拶は大声で」や、先輩たちの前で大声で自己紹介などをするなどのイベントもある
*6:40枚前後の手書きレポを仕上げる伝統のイベント。1週間連続で朝5時位までレポートを書き続けた
*7:先輩に教えてもらったり、後輩に教えたり
*8:自分は通える範囲だったので問題がなかった
*10:情報基礎(?)的な枠では一番難しい試験
*12:朝に石川出発→北海道に帰りオンライン面談→もう一度空港に行き東京へが一番ハードだった
*13:5年生のときに株主になる